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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
わたしは…。


彼からのメールに返信した。


『誕生日の土曜日、


 体調が悪いので逢えないってことですよね。


 楽しみにしていたので……残念です。


 プレゼントは、送らないでください。


 夫と子どもに説明しにくいでしょ(笑)


 それに、


 親友からいただくのは心苦しいですから。


 先日のランチの時、小野木さんは、やたらと


 わたしの住むところと職場が、遠い、遠い……と


 おっしゃって。


 わたし、


 この人、なにいってるんだろう?


 と、思いました。


 遠いのは、


 重々承知で、遠いのが嫌ならさっさと断ってます。


 もう一度


 小野木さんと仕事をするのは、わたしの長年の夢だったので


 そんなこと、厭わないのに……。


 やっぱり、わたしに来てもらいたくないのかな~。


 と、思いました。


 6月からいらっしゃる社員の方に、以前おつきあいしていた方か


 小野木さん流のお友達がいらして、


 私からの電話に出たり、メールすることで


 その方に詮索されたくなから……


 最近、メールも電話もないのかな……って。


 なんだか、わたし、お誕生日前に


 フラレた感、いっぱいです……。


 電話もメールもそんなに頻繁なのは希望していませんが、

 
 やっぱりして欲しいなぁ~と思う自分がいます。


 私自身の問題なので、どうしようもないのですが、


 今、精神的にめちゃめちゃしんどいことが起こっていて、


 いつもの私なら平気なこともとても厳しい状態だったりします。』


わたしは……、


祖母のことをキチンと書かなかった。


彼に心配されたくなかった。


彼自身、体調が悪かったから。


それに、


別れるのに


心配事だけ押し付けるような


そんなことは……できなかったから。


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