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~ 愛しい人へ ~
第3章 ~ 私を想う ~
彼からメールが届いた。


『なんか、勘違いしてるようだが(・_・;


 以前のままだけど。


 確かに体調が悪いので、機嫌は悪いかも。』


勘違いなのかな?


本当に?


わたしは、


不安で、


寂しく、


どうしようもなくて。


不安定なこころ…………。


出会って、話せれば、


きっと


大丈夫なのに。


ふたりの事情が


それを許してはくれない。


わたしは。


決めていた……。


今年の誕生日、


会えなかったら……別れようと。


彼は、転勤のない職種を条件に
今回、戻ってこれたけれど、


夫の転勤がそろそろだった。


来年……どうなっているかなんて


わからなかった。


だから。


わたしにとっては、


今年の誕生日は、


彼と一緒に過ごせる


本当に


最後の誕生日だった。


だから、


わたしは


こだわった……。


そして、


逢えなければ、


すれ違いの多いわたしたちの


関係を終わりにしようと……。


好きだけど……。


好きすぎて、疲れてしまった。


逢えない時間の彼を想い、


見えない彼の日常に嫉妬した。


若い頃は、そんなこと……なかった。


年を重ね、自分に自信がなくなっていった。


彼の周りには、常に女性がいて、


わたしなんか……と、思わずには


いられなかった。


自己肯定感が低いわたしは、


いつの間にか、


彼を疑うばかりになっていた……。


「嫉妬したりしないですよ。」


つきあい始めのころは、


そう言っていたのに……ね。


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