この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第11章 悩んで揺れて、また悩む
「姫宮くん」
あたしとヒメの後ろから、聞き覚えのある声がした。
……この声……
「美和ちゃんも一緒なんだー。
2人は本当に仲良しだね」
振り返ると
ふわりと髪を風になびかせて、優香さんがすぐ近くに立っていた。
……偶然……
2度目だ……
だけど、あたしが驚いたのはそこじゃなかった。
「…………」
隣りにいるヒメも、優香さんの姿を無言で見つめている。
オフホワイトのレース付チュニック
スキニーのブラックデニム
首もとに、ターコイズのネックレスを光らせて
優香さんは、ヒメがあたしに選んでくれた……まったく同じ服を着て微笑んでいた。
あたしとヒメの後ろから、聞き覚えのある声がした。
……この声……
「美和ちゃんも一緒なんだー。
2人は本当に仲良しだね」
振り返ると
ふわりと髪を風になびかせて、優香さんがすぐ近くに立っていた。
……偶然……
2度目だ……
だけど、あたしが驚いたのはそこじゃなかった。
「…………」
隣りにいるヒメも、優香さんの姿を無言で見つめている。
オフホワイトのレース付チュニック
スキニーのブラックデニム
首もとに、ターコイズのネックレスを光らせて
優香さんは、ヒメがあたしに選んでくれた……まったく同じ服を着て微笑んでいた。