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片想いの行方
第17章 深まる謎
「…………」
………興味ない?
あたしは空いた口が塞がらない。
水泳に興味ないとかじゃなくて……彼氏が試合で泳ぐんだよ?
普通は応援に行きたくなるよね……?
「まぁ、そーいうことだから、気にせずに来いよ。
もしかしたら他にクラスの奴もいるかもしれねーし。
あとで場所とかメールするから」
「……うん、ありがとう……」
返事をしたけど、なんだかモヤモヤした気持ちが残る。
この前の態度といい、優香さんが謎過ぎてワケがわからない。
1人で考え込んでいると、蓮くんが口を開いた。
「香月、あのさ」
「うん?」
「……この前の、夏祭りのことなんだけど」
…………!
その言葉に、ドキッと心臓が鳴る。
蓮くんはあたしをジッと見た。
「……香月、ヒメと……」
「あー!! 美和ちゃーーん!!」
突然、入口から大きな声がして。
あたしと蓮くんが同時に振り返ると、大きな水泳バックを持った陽菜ちゃんが走って来た。
そして、あたしにガバッと抱きつく。
「美和ちゃん!
今日も陽菜と一緒にがんばろぉね!
陽菜、美和ちゃんだーいすき!!♡」
………興味ない?
あたしは空いた口が塞がらない。
水泳に興味ないとかじゃなくて……彼氏が試合で泳ぐんだよ?
普通は応援に行きたくなるよね……?
「まぁ、そーいうことだから、気にせずに来いよ。
もしかしたら他にクラスの奴もいるかもしれねーし。
あとで場所とかメールするから」
「……うん、ありがとう……」
返事をしたけど、なんだかモヤモヤした気持ちが残る。
この前の態度といい、優香さんが謎過ぎてワケがわからない。
1人で考え込んでいると、蓮くんが口を開いた。
「香月、あのさ」
「うん?」
「……この前の、夏祭りのことなんだけど」
…………!
その言葉に、ドキッと心臓が鳴る。
蓮くんはあたしをジッと見た。
「……香月、ヒメと……」
「あー!! 美和ちゃーーん!!」
突然、入口から大きな声がして。
あたしと蓮くんが同時に振り返ると、大きな水泳バックを持った陽菜ちゃんが走って来た。
そして、あたしにガバッと抱きつく。
「美和ちゃん!
今日も陽菜と一緒にがんばろぉね!
陽菜、美和ちゃんだーいすき!!♡」