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片想いの行方
第18章 彼女の本性
優香さんは、ターコイズのネックレスが強調されるような、ノースリーブの真っ白なワンピースを着ていた。
麦わら帽子を外した栗色の髪が、風でふわっと揺れる。
目元はキラキラと輝き、唇はツヤツヤ。
プール帰りのあたしは、Tシャツとデニム。
それにノーメイク。
……なんだか……
一緒にいるのが悲しくなってきちゃう……
それでも……
ここで落ち込んでる場合じゃない。
店員さんが注文したドリンクをテーブルに置き、店内に戻るのを確認して
あたしは意を決して口を開いた。
「あ、あの……話ってなんですか……?」
呼び出したのは優香さんだ。
この質問は何もおかしくない。
「うん、あのね。
美和ちゃんに伝えたいことがあって」
優香さんはにっこり笑った。
「あの服、ちょっと大人すぎると思うよ? 」
「…………!」
「美和ちゃんには着こなせないっていうか、似合わないから、もう着ない方がいいと思う」
麦わら帽子を外した栗色の髪が、風でふわっと揺れる。
目元はキラキラと輝き、唇はツヤツヤ。
プール帰りのあたしは、Tシャツとデニム。
それにノーメイク。
……なんだか……
一緒にいるのが悲しくなってきちゃう……
それでも……
ここで落ち込んでる場合じゃない。
店員さんが注文したドリンクをテーブルに置き、店内に戻るのを確認して
あたしは意を決して口を開いた。
「あ、あの……話ってなんですか……?」
呼び出したのは優香さんだ。
この質問は何もおかしくない。
「うん、あのね。
美和ちゃんに伝えたいことがあって」
優香さんはにっこり笑った。
「あの服、ちょっと大人すぎると思うよ? 」
「…………!」
「美和ちゃんには着こなせないっていうか、似合わないから、もう着ない方がいいと思う」