この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第2章 通称 ヒメ
「ちょ…ちょっと……その呼び方やめてよ」


あたしは焦って周りを見渡す。

幸い、席の近い子達は寝てたりお喋りしてたりで、気付かれなかったみたい。


「なんだよ、事実だろ?」


姫宮蓮はニヤニヤしながら続ける。


「その席、蓮の後ろ姿を見れる絶好の位置だもんな。
放課後だけじゃなく、1日中見てられるってことか。
幸せだなーお前」


~~~!!

なんか……やっぱり言い方がムカつく!

ほんとにコイツ人気あるの?


「と…とにかく」


周りを気にして、声のボリュームを落とす。


「ストーカー女って呼ぶのはやめてよ。
だいたいあなたには関係な……」

「ヒメ」


……えっ……?


「あなたじゃねーよ。
俺のことは、みんなヒメって呼ぶ」


姫宮蓮は、さっきとは違う優しい笑顔になった。

その表情に、ドキッと胸が鳴る。



「ヒメって呼べよ。 美和」

/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ