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片想いの行方
第24章 練習…?
「………!?」
な、なに……?
びっくりしてヒメを見ると、ヒメもあたしを真っ直ぐ見返してきた。
「お前、昨日の水泳教室で……蓮と何したの?」
「……えっ!? な、なにって……」
「今朝、蓮と仲良く登校してたじゃん」
………!
見られてたんだ!
「……あ、朝いつもより早く電車に乗ったから、偶然蓮くんと一緒になって……」
あたしの髪を触ったまま……
肩の下まで伸びた毛先まで、ヒメはゆっくりと手を滑らせていく。
「俺が聞きたいのはそこじゃねーよ。
昨日蓮と何があったのかって聞いてるんだ」
「…………っ」
その手が、あたしの腰をぐっと掴んだ。
「ちょ、ちょっとやだ……!」
「言えよ」
ヒメは射抜くようにあたしを見つめる。
……この瞳は苦手。
あたしは慌てて目を逸らした。
「……蓮くんの試合を見に行って、そのあと学校のプールで2人で泳いだの」
「それで?」
「……それでって……そのまま帰っただけ」
「嘘付くな。
言わないと、今ここで花火の日の続きするぞ」
な、なに……?
びっくりしてヒメを見ると、ヒメもあたしを真っ直ぐ見返してきた。
「お前、昨日の水泳教室で……蓮と何したの?」
「……えっ!? な、なにって……」
「今朝、蓮と仲良く登校してたじゃん」
………!
見られてたんだ!
「……あ、朝いつもより早く電車に乗ったから、偶然蓮くんと一緒になって……」
あたしの髪を触ったまま……
肩の下まで伸びた毛先まで、ヒメはゆっくりと手を滑らせていく。
「俺が聞きたいのはそこじゃねーよ。
昨日蓮と何があったのかって聞いてるんだ」
「…………っ」
その手が、あたしの腰をぐっと掴んだ。
「ちょ、ちょっとやだ……!」
「言えよ」
ヒメは射抜くようにあたしを見つめる。
……この瞳は苦手。
あたしは慌てて目を逸らした。
「……蓮くんの試合を見に行って、そのあと学校のプールで2人で泳いだの」
「それで?」
「……それでって……そのまま帰っただけ」
「嘘付くな。
言わないと、今ここで花火の日の続きするぞ」