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片想いの行方
第26章 交差する想い
「……香月……」


あたしの姿を見て、蓮くんも明らかに驚いている。

な、なんで蓮くんがここに?

部活始まってるよね……?


「言っとくけど、俺が呼んだんじゃないぜ?」

「…………!」


ヒメが口を開く。


「美和が勝手について来たんだ。
……だからそんな顔するなよ」


ヒメの言葉を聞いて、蓮くんを見ると


「…………!」


蓮くんは、ヒメを睨みつけるようにじっと見つめていた。

……蓮くんのこんな怖い顔

見たこと無い……


「……あ、あの……」


しばらく沈黙する2人に、ビクビクしながら声をかける。


「あたしは、出ていった方が……」

「別にいーよ」


ヒメは蓮くんを見たまま続ける。


「聞かれて困ることなんてねーし。
……そうだよな? 蓮」

「…………」


蓮くんはヒメに視線を向けたまま、何も言わない。


「お前が話があるっつーから来てやったんだ。
さっさと用件言えよ」


……表情は変わらなくても、どことなくヒメの口調も攻撃的な感じがする。

2人が直接話すのを見るのは、あの夏祭りで偶然会って以来だった。

ドクン……ドクン……

心臓の鼓動が急激に早さを増していく。
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