この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第4章 特別補習
明日は、ヒメと約束した日だ。

駅前に待ち合わせってだけで、どこに行くのかは分からない。

何をするのかさえ教えてくれなかった。


『デートだと思って、お前が自分で1番可愛いと思う服で来い』


ヒメに言われたのはこれだけ。

だけど、あたしにとっては難題だった。

……デートなんてしたことないし。

そもそも可愛い服なんてあったかなぁ。

そんなの考えたこともないから、困るよほんと。

結局プリントの問題そっちのけで、あたしは明日の事で頭がいっぱいになっていた。


と、その時。



「……あれ、香月?」



……ん?

ふいに後ろの扉あたりから低い声が聞こえてきて、あたしは振り返る。

……そこには……


「今日土曜だけど。何してんの」

「………!!!」


え!?

う……うそ………!!


振り返った先には、Tシャツに短パン姿の鈴木くんが立っていた。

首にタオルをかけてる。


ほ、本物……///

あたしは驚きすぎて声が出ない。

口をパクパクさせてしまう。

鈴木くんはそんなあたしの様子を見て、不思議そうな顔をして教室に入り、近付いてきた。

猛烈に心臓の鼓動が速くなる。
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ