この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第29章 逢いたかった
RRRRRRR……
枕元で携帯が鳴った。
アンナかな?
あたしは布団の中から手を伸ばして、画面を見ないまま電話に出る。
「はい、もしもし」
『………香月?』
………………!!!
その声を聞いて、ガバッと布団をはねのけた。
「……れ、蓮くん……!!」
蓮くんが電話をしてくれるなんて……!
予想もしなかった出来事に、あたしの心臓は急激に鳴りだした。
『ごめん、急に電話したりして。
香月が休んでる理由を、田中から風邪だって聞いて
……寝てた?』
「い、いいえ起きてます!!
今日は熱も下がったし、全然大丈夫です。
明日から学校行きます!」
『……そっか。良かった』
……きゅうん……
その優しい声を聞いて、一気に体の力が抜ける。
どうしよう、なんだか泣きそう……
枕元で携帯が鳴った。
アンナかな?
あたしは布団の中から手を伸ばして、画面を見ないまま電話に出る。
「はい、もしもし」
『………香月?』
………………!!!
その声を聞いて、ガバッと布団をはねのけた。
「……れ、蓮くん……!!」
蓮くんが電話をしてくれるなんて……!
予想もしなかった出来事に、あたしの心臓は急激に鳴りだした。
『ごめん、急に電話したりして。
香月が休んでる理由を、田中から風邪だって聞いて
……寝てた?』
「い、いいえ起きてます!!
今日は熱も下がったし、全然大丈夫です。
明日から学校行きます!」
『……そっか。良かった』
……きゅうん……
その優しい声を聞いて、一気に体の力が抜ける。
どうしよう、なんだか泣きそう……