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片想いの行方
第29章 逢いたかった

『……香月、あのさ』
「は、はい!!」
あたしは慌てて携帯を耳に押し付ける。
『もし体が大丈夫だったら、ちょっと外に出て来れねー?』
「……えっ……?」
『今、下にいる』
……………!!
えっ!?
向かい側の窓を急いで開ける。
「…………っ」
庭の先にある道の、街灯の下で
自転車に乗った蓮くんが、あたしを見つけて手を挙げた。
……う、うそ……!!
「……っ/// すぐ行きます!」
窓を閉めて、すぐに部屋のドアに向かった。
って、待て待てあたしパジャマじゃん!!
慌ててクローゼットからパーカーとデニムを引っ張り出した。
ボサボサの髪を整えながら階段を下りていく。
リビングでドラマに夢中になっている家族の横を、そろ~っとすり抜けて
玄関の扉を開けて駐車場を進み、外の門扉を開くと……
「……蓮くん……」
自転車に乗った蓮くんが、あたしを見て微笑んだ。
自転車の前カゴに、水泳バッグが入っている。
あ……
部活の後に、スクールに行ったのかな……?
「は、はい!!」
あたしは慌てて携帯を耳に押し付ける。
『もし体が大丈夫だったら、ちょっと外に出て来れねー?』
「……えっ……?」
『今、下にいる』
……………!!
えっ!?
向かい側の窓を急いで開ける。
「…………っ」
庭の先にある道の、街灯の下で
自転車に乗った蓮くんが、あたしを見つけて手を挙げた。
……う、うそ……!!
「……っ/// すぐ行きます!」
窓を閉めて、すぐに部屋のドアに向かった。
って、待て待てあたしパジャマじゃん!!
慌ててクローゼットからパーカーとデニムを引っ張り出した。
ボサボサの髪を整えながら階段を下りていく。
リビングでドラマに夢中になっている家族の横を、そろ~っとすり抜けて
玄関の扉を開けて駐車場を進み、外の門扉を開くと……
「……蓮くん……」
自転車に乗った蓮くんが、あたしを見て微笑んだ。
自転車の前カゴに、水泳バッグが入っている。
あ……
部活の後に、スクールに行ったのかな……?

