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片想いの行方
第31章 片方のピアス
俺の母親が、町内のPTA会長かなんかをやっていたから
近所の集まりに蓮の母親も参加するようになっていて
俺の母親と蓮の母親はすっかり意気投合したらしく、度々うちに来て、ババア同士で夜まで語ってる日が続いていた。
そんなある日、たまたま蓮が一緒にうちに来た時があって
母親が見ていない所で、蓮はニヤッと笑いながら俺にこう言った。
『お前、“ 俺が転校してくるまで ” 1番モテてたらしいね。
残念だったな』
『…………!!』
その一言にカッとなった俺と、それに反応した蓮は、すぐさま取っ組み合いの喧嘩。
母親達が止めるまで、思う存分殴りあった俺達は
その後いつの間にか、お互いを意識するようになり
お互いの性格が似ていることに気付くまで、そう時間はかからなかった。
中学3年で同じクラスになった時には
必然的に高校も同じところにいくだろうと、感じるまでになっていた。
近所の集まりに蓮の母親も参加するようになっていて
俺の母親と蓮の母親はすっかり意気投合したらしく、度々うちに来て、ババア同士で夜まで語ってる日が続いていた。
そんなある日、たまたま蓮が一緒にうちに来た時があって
母親が見ていない所で、蓮はニヤッと笑いながら俺にこう言った。
『お前、“ 俺が転校してくるまで ” 1番モテてたらしいね。
残念だったな』
『…………!!』
その一言にカッとなった俺と、それに反応した蓮は、すぐさま取っ組み合いの喧嘩。
母親達が止めるまで、思う存分殴りあった俺達は
その後いつの間にか、お互いを意識するようになり
お互いの性格が似ていることに気付くまで、そう時間はかからなかった。
中学3年で同じクラスになった時には
必然的に高校も同じところにいくだろうと、感じるまでになっていた。