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第4章 特別補習

……そういえば

蓮くんとヒメは同じ名前だ。

やっぱり2人ともお互いにその意識があるのかな？

そもそも、蓮くんとヒメが一緒にいるところ見たことあったっけ？

ってあたし知らないか……

でも、蓮くんは今ヒメって呼んだし、ヒメは蓮って呼び捨てしてたし、仲いいのかなぁ。

そんな事を短い間に思っていると


「……俺、ヒメのこと好きじゃねーんだ」


蓮くんはあたしの方に目線を戻して、静かに言った。


「……えっ……？」


その冷たい瞳を見て、ドクッと心臓が鳴る。


「ヒメも俺の事を嫌いだろうからな。

分かり合えないんだよ、俺達は。

今も…… きっとこの先もずっと」