この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第38章 最後に、もう一度
「あの2人に比べると、美和はなんだか大人になったね」
「えっ?」
その言葉に驚いて、あたしはアンナを見る。
「私が美和と友達になった時はさ、ただひたすら恋してる~♡って感じだったけど。
今はすごく穏やかで、落ち着いてるもん。
なんだか美和じゃないみたいだよ」
「……アンナ……」
そうなのかな……
自分では変わった感じはしないけど……
「………いいの?
あそこにいる2人、口には出さないけど、きっとまだ美和のこと待ってるよ。
……答えは、まだ見つからない?」
アンナがあたしの頭を撫でながら、優しく聞いてくる。
……アンナには、いつも相談に乗ってもらってたな……
こうして2人で同じ制服を着て、この屋上で話すのも今日で最後なんだ。
しんみりした切ない気持ちになる。
……だけど、アンナの質問に
あたしはただ微笑むことしかできなかった。
「えっ?」
その言葉に驚いて、あたしはアンナを見る。
「私が美和と友達になった時はさ、ただひたすら恋してる~♡って感じだったけど。
今はすごく穏やかで、落ち着いてるもん。
なんだか美和じゃないみたいだよ」
「……アンナ……」
そうなのかな……
自分では変わった感じはしないけど……
「………いいの?
あそこにいる2人、口には出さないけど、きっとまだ美和のこと待ってるよ。
……答えは、まだ見つからない?」
アンナがあたしの頭を撫でながら、優しく聞いてくる。
……アンナには、いつも相談に乗ってもらってたな……
こうして2人で同じ制服を着て、この屋上で話すのも今日で最後なんだ。
しんみりした切ない気持ちになる。
……だけど、アンナの質問に
あたしはただ微笑むことしかできなかった。