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片想いの行方
第42章 もうひとつの世界
「あ~そういえば~」
歩き出した私の後ろで、奈々さんが大きな声を出す。
「今日ね、うちらの部署とは直接は関わらないけど
中途採用で入ってきた人が、朝礼の時に挨拶しに来たんだよ」
「中途採用?」
……こんな時期に珍しいな。
不思議に思って振り返ると、奈々さんは満面の笑みになっていた。
「所属されたのは、あの花形のMDチームなんだけど。
どうやら、どっかからヘッドハンティングされて来たらしいんだよね」
「……へぇ……」
「しかもそれだけじゃなくてさ~~♡
もう超~~~~イケメンなの!!」
キャッキャと興奮した姿を見て、私も思わず顔が綻んでしまう。
奈々さん、結婚してるのに恋する乙女みたいで可愛いなぁ。
「……MDならフロアも違うし、今後その人を見る機会は無さそうですね」
「そうだよね~。
あとは社食でバッタリを狙うとかね。
あれは待ち伏せしても見るべきレベルだよっ!
美和ちゃん、遅刻で会えなくてホント残念だったね~」
奈々さんの言葉に、小さく微笑んだ後
再び出口に向かって足を進めた。
歩き出した私の後ろで、奈々さんが大きな声を出す。
「今日ね、うちらの部署とは直接は関わらないけど
中途採用で入ってきた人が、朝礼の時に挨拶しに来たんだよ」
「中途採用?」
……こんな時期に珍しいな。
不思議に思って振り返ると、奈々さんは満面の笑みになっていた。
「所属されたのは、あの花形のMDチームなんだけど。
どうやら、どっかからヘッドハンティングされて来たらしいんだよね」
「……へぇ……」
「しかもそれだけじゃなくてさ~~♡
もう超~~~~イケメンなの!!」
キャッキャと興奮した姿を見て、私も思わず顔が綻んでしまう。
奈々さん、結婚してるのに恋する乙女みたいで可愛いなぁ。
「……MDならフロアも違うし、今後その人を見る機会は無さそうですね」
「そうだよね~。
あとは社食でバッタリを狙うとかね。
あれは待ち伏せしても見るべきレベルだよっ!
美和ちゃん、遅刻で会えなくてホント残念だったね~」
奈々さんの言葉に、小さく微笑んだ後
再び出口に向かって足を進めた。