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片想いの行方
第45章 あの頃とは違う
ぺこっと頭を下げると
「大丈夫なら、良かった。
………で、それを確認できたところで、ここからが本題よ」
私が顔を上げると、にんまり顔の奈々さんが声をひそめた。
「あのMDチームの超イケメンくん。
美和ちゃんの同級生だったなんて」
「…………!」
「……これってつまり、運命の再会?」
ドキッと心臓が鳴る。
長いまつげをパチパチと瞬きさせる奈々さんに、私は恐る恐る聞いみる。
「……あの……ヒメが私を病院に……?」
「へぇ~♡ 姫宮くんの事、ヒメって呼んでるんだぁ~!」
瞳をキラキラさせて、奈々さんは続ける。
「もうね~、超絶カッコ良くて王子様みたいだったんだから!」
「……えっ?」
「私が乗ろうとしてたエレベーターに、上のフロアからの姫宮くんが乗っててさ。
倒れた美和ちゃんをすぐに抱きかかえて、私に救急車呼んでくださいって」
「…………!」
「そのままエントランスまで降りて、一緒に救急車に乗って。
あまりに早くて的確な行動だったから、周りもわぁ~♡って感激状態だったんだよ」
「大丈夫なら、良かった。
………で、それを確認できたところで、ここからが本題よ」
私が顔を上げると、にんまり顔の奈々さんが声をひそめた。
「あのMDチームの超イケメンくん。
美和ちゃんの同級生だったなんて」
「…………!」
「……これってつまり、運命の再会?」
ドキッと心臓が鳴る。
長いまつげをパチパチと瞬きさせる奈々さんに、私は恐る恐る聞いみる。
「……あの……ヒメが私を病院に……?」
「へぇ~♡ 姫宮くんの事、ヒメって呼んでるんだぁ~!」
瞳をキラキラさせて、奈々さんは続ける。
「もうね~、超絶カッコ良くて王子様みたいだったんだから!」
「……えっ?」
「私が乗ろうとしてたエレベーターに、上のフロアからの姫宮くんが乗っててさ。
倒れた美和ちゃんをすぐに抱きかかえて、私に救急車呼んでくださいって」
「…………!」
「そのままエントランスまで降りて、一緒に救急車に乗って。
あまりに早くて的確な行動だったから、周りもわぁ~♡って感激状態だったんだよ」