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第7章 現状報告

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「美和。 吐きなさいよ」

「………！」


アンナの言葉に、あたしはゴハンが喉に詰まりそうになる。

……え？ は、吐く？？


「今飲み込んじゃったけど……」

「バカ。 違うわよ」


アンナはあたしのおでこに、ビシッと人差し指を突き刺してきた。


「週明けからいきなりヒメと仲良くなってんのは、一体どーいうことかなー？」

「………！」

「隠さないで報告しなさいよ」



いつものように、アンナと中庭でランチ中。

今日は金曜日。

夜は、課外授業の日だ。


「あのね、周りはあんた達の急接近ぶりに驚いてるんだから」

「ええっ！そうなの！？」


ビックリしすぎて、お弁当を地面に落としそうになる。


「そりゃそーでしょ。
今までヒメと美和が話してるところなんて、誰も見たことないし」

「………」

「休み時間になる度に、ヒメがあんたを後ろから呼んでるでしょ？
今までヒメの周りにいた子達は、なんとなーく近付けない感じになってるのよ」


アンナの言葉を聞いて、あたしは固まった。