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第48章 ２人の夜

リビングと繋がっている、ベッドだけが置かれた寝室に入る。

ふわふわの布団をめくって、体を倒すと

急に疲れが出てきて、私は大きく息をはいた。


……今日１日……というか、ヒメが入社した昨日からだけど……

色んなことが起こりすぎて、心も体もついていけない。


だけど


そんな状態の一方で、私の心はいつもよりも穏やかな気もしていた。


……あ……眠れそう………


静かに目を閉じようとした時だった。


「…………？」


ベッドの横の床の上に、丸い物体があることに気付く。

この部屋にはなんだか似つかないその機械が気になり、私は体を起こした。

手で持てる大きさの機械の側面に

HOMESTARと書かれている。


あ、もしかして………


「……家庭用のプラネタリウム……？」