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片想いの行方
第49章 償いの理由
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ウッドブラインドの隙間から、太陽の光が漏れていて
その柔らかい光に照らされて、私はゆっくりと目を開けた。
「……………」
土曜日の朝は、寝坊をしたんじゃないかってヒヤリとする。
そして、土日は休みだということに安心して、もう一度夢の中へと戻っていく。
だけど………
今日はいつもよりも、体が温かく包まれてるのに気付いた。
あ……
そういえば昨日は………
「……………!!」
すぐ隣りに、ヒメの寝顔があった。
こっちを向いて、私の上に右腕と右足を乗せてる。
つ、包まれてるというより………
がっちり押さえこまれてる。
朝から、衝撃な状況に胸がドキドキする。
……私、本当に1晩ここでヒメと一緒にいたんだ……