この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第50章 真実

奈々さんの話では、一条という男は30代半ばで。

もともと大手商社の家系にいることで、その歳になってもいまだフラフラしていて、親の脛をかじるボンクラだそうだ。

この会社の社長と繋がりがあることで、コネ入社をしたそうだけど

ろくに仕事もせずに、色んな部署の女に声をかけていて、社内の人間からは相当煙たがられていたらしい。



「……性懲りもなく、うちのフロアにもよく来ててね。

中でも1番、美和ちゃんが目をつけられちゃって。

美和ちゃん、今は笑うことが少なくなっちゃったけど、入社した当時は元気いっぱいでいつもニコニコしてたのよ」


「…………」


「他の女の子達があからさまに嫌そうにする中、美和ちゃんは笑顔で丁寧に断ってたから

あの男が益々調子に乗ってさ。

あ、これ内緒ね。

大っ嫌いなんだけど、あんなんでも一応上の人間だからさ」


奈々さんが思い出すようにイライラして話すのを聞いてから、俺は口を開いた。


「……美和が笑わなくなった原因は
その一条って男にあるんです」
/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ