この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
片想いの行方
第52章 再起不能

「……………っ」


私の胸は、もう破裂寸前だ。

眩暈が起きているのか、一条さんはふらふらとソファから床に倒れ込む。


「……詳細が良くわからないが、お前の知り合いが父さんの会社に係わってる……」


一条さんは顔面蒼白でそう呟くと、ガバッと体を起こして

震える手を、ヒメに向けて差し出した。


「……だめだ……それだけはマズイ。
俺なんかの話を耳に入れる以前の話だ」

「お前、さっき尻拭いしてくれるバックがいるって、自信満々に言ってたじゃねーか」

「ち、違う!
それはまず、父さんに丁重にお願いしてからじゃないと……
とにかく、その中央にいる方々は、雲の上にいるような………」

「知らねーよ」



ヒメは、一条さんの言葉をばっさり切り捨てた。



「俺、蓮じゃねーもん。
どんな制裁をするのかは、あいつに任せてある」

「……………!!」


ヒメの口から出たその名前を聞いて

体中に衝撃が走る。

一条さんはその場にへなへなと座り込むと

消えてしまいそうな小さな声で呟いた。



「………何が望みだ」

/798ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ