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片想いの行方
第8章 課外授業開始
その後は
服の話とか、もうすぐやってくる夏休みの話とか、ヒメとあたしはずっと喋っていた。
……アンナ以外の誰かと、こんなに会話したことは無い。
ヒメとは、気を遣わなくてもいっぱい話せる。
……不思議だな……
そんな感じでお喋りに集中していたから、気付いたら目的地の入口だった。
「……!ちょっとヒメ、もう着いちゃうんだけど!」
あたしは窓の外を見て小さく叫んだ。
バスが緩やかな山路を登っていく。
ここを登りきったら、すぐ広場だ。
「もう? 意外と早かったな」
「そんな呑気に言ってる場合じゃないよ!
あたしどーすればいいの?」
今日の事を伝えてあるアンナは、他の子達と一緒に見ることにしたらしい。
だから今さら加われない。
まさか、このままヒメと一緒にいるわけじゃないだろうし……
「そーだなー、どーすっかなー」
「………!!」
ヒメはあくびをしながら呟く。
………え!?
まさかノープランとか言わないよね!?
服の話とか、もうすぐやってくる夏休みの話とか、ヒメとあたしはずっと喋っていた。
……アンナ以外の誰かと、こんなに会話したことは無い。
ヒメとは、気を遣わなくてもいっぱい話せる。
……不思議だな……
そんな感じでお喋りに集中していたから、気付いたら目的地の入口だった。
「……!ちょっとヒメ、もう着いちゃうんだけど!」
あたしは窓の外を見て小さく叫んだ。
バスが緩やかな山路を登っていく。
ここを登りきったら、すぐ広場だ。
「もう? 意外と早かったな」
「そんな呑気に言ってる場合じゃないよ!
あたしどーすればいいの?」
今日の事を伝えてあるアンナは、他の子達と一緒に見ることにしたらしい。
だから今さら加われない。
まさか、このままヒメと一緒にいるわけじゃないだろうし……
「そーだなー、どーすっかなー」
「………!!」
ヒメはあくびをしながら呟く。
………え!?
まさかノープランとか言わないよね!?