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片想いの行方
第9章 星空の下で
あたしは携帯を見ている蓮くんを、そぉっと見つめた。

さっきまで並んでいたけど、今は向かい合って座っている。

嬉しいなぁ…♡

こんなに近くで蓮くんを拝めることに、まだまだ慣れない。


「………!」


蓮くん、首にアクセサリーつけてる!

学校の制服の時は全くしてないのに。

やっぱり私服だと違うんだなぁ。


「? どうした?」


視線に気付いた蓮くんが顔をあげた。


「あ……///えっと……」


あたしは慌てて目線を首元へ移す。


「蓮くんネックレスしてるんですね。
制服は規定通り着てるイメージだから、ちょっと珍しくて」

「あぁ、これね」


蓮くんは、Tシャツの中に半分入っていたネックレスを取り出す。


「俺は、あんまり腕とか首とかに付けるのは好きじゃねーんだけど」

「…………」


………トップは、小さなターコイズの石だった。

それを見て、あたしは急に、いつしかの記憶が頭に浮かび上がる。


……あれ……?

そのターコイズ……どこかで……

思い出そうとした時



「彼女がどうしても付けろっていうから。
女って、ペアとかほんと好きだよな」



蓮くんはネックレスを手に包んで


今までで1番優しい表情になって、微笑んだ。
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