この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
片想いの行方
第10章 協力する理由
……言わなきゃ。
蓮くんがあたしに話してくれたんだから
「……大丈夫です」
「………!」
「今の話……ヒメにも、誰にも、絶対に言いません」
「……香月……」
「安心してください!」
無理矢理口角を上げて、蓮くんを見て微笑む。
「俺から勝手に喋ったのに、それ以上聞かないでくれて
……ありがとう」
「…………っ」
蓮くんの、優しい笑顔を見たら
あたしはまたすぐに胸が苦しくなってしまった。
……苦しいけど
聞かずにはいられなかった。
「ひとつだけ、教えてください。
蓮くんは…… 彼女さんのことが、好きなんですよね……?」
当たり前な質問。
それでも、蓮くんは答えてくれた。
「……あぁ、すごく大事な人だ。
俺より3つ年上だけど、守ってやりたいっていつも思ってる」
蓮くんがあたしに話してくれたんだから
「……大丈夫です」
「………!」
「今の話……ヒメにも、誰にも、絶対に言いません」
「……香月……」
「安心してください!」
無理矢理口角を上げて、蓮くんを見て微笑む。
「俺から勝手に喋ったのに、それ以上聞かないでくれて
……ありがとう」
「…………っ」
蓮くんの、優しい笑顔を見たら
あたしはまたすぐに胸が苦しくなってしまった。
……苦しいけど
聞かずにはいられなかった。
「ひとつだけ、教えてください。
蓮くんは…… 彼女さんのことが、好きなんですよね……?」
当たり前な質問。
それでも、蓮くんは答えてくれた。
「……あぁ、すごく大事な人だ。
俺より3つ年上だけど、守ってやりたいっていつも思ってる」