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異常性愛
第28章 媒介
私のデスクに包装された小箱が置いてあった。
誰かからの贈り物だ。
『へ?俺に?誰?』
包みを照明にかざして調べたが、特に不自然ところはなかった。
上司が私を呼んだ。
『はいっ、なんでしょう。』
『これ、届いてたぞ。よくやってくれた。』
手渡されたのは亭主に返した仮契約書だった。
『え?あ、でもこれは・・。』
『金額を空けた契約書置いてくるとは、
なかなかの手口だな。おい。』
封筒の中には契約書以外に一筆便箋が添えられていた。
そこには¨大輔君、よろしく頼みます¨と達筆に書かれた文字が並んでいた。