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異常性愛
第29章 相克
上司は時計を見て慌てた。
『お、もうこんな時間か。
俺、先行くわ。
工務店説明会なんだよ。
お前らゆっくりしてけ。』
勘定書きを掴んで出て行く上司に丁寧に頭を下げ、その後 私とチアキはコーヒーショップに出向いた。
チアキは笑顔で私に頭を下げた。
『大輔さん、
ありがとうございますっ。』
『いやこんな機会ないしね。
手伝ってもらったお礼だよ。
迷惑じゃなかったか?』
『そんな、そんなぁ。
やりたいことが出来そうで
ワクワクしてますっ。』
『そんなら良かった。
男子社員の妬みに気を付けないとな。
意外とネチッこいからさ。』
『平気ですよ。
好きな事させてもらえるんですから。』
『いいねぇ、その調子だよ。』