この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異常性愛
第29章 相克
『はぁ、そうなんだ。
でも俺はやっぱ無理だよ。
嫁さんとケーキ食っとく。』
『いいなぁ、大輔さんの
そういうのがいいんですよね。
がっつかない所が。』
それがゲリラ戦の極意だ。
ただチアキも相当の太鼓持ちである事は間違いない。
今回の仕事もチアキとなら上手く乗り切れそうだ。
『まぁチアキちゃんもがんばれ。
ゴールを欲する者の前に
こぼれ玉が来るんだよ。
結婚式、呼んでくれよ。はは。』
『あ、そうだ。
大輔さん、サッカーやってたんでしょ?
フットサルコンパありますよっ。』
『もう、いいよ。』
『残念です。ふふっ。』
上司の承諾を取り付け、チアキ本人の意思も確認してコーヒーショップを後にした。