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異常性愛
第30章 潤む瞳


『恥ずかしくない父親になりたい。』

優子の大きな目が潤み、照明に反射した。

『ディー・・・・。』

『お前に言ったことが嘘になった。』

『ディー・・・。』

『ダメ男を辞めたい・・・。』

『ディー・・・。』

優子は瞬きもせず、私を見つめ続けている。
溜まった涙がこぼれ落ち、テーブルを叩いた。

私は優子を幸せの絶頂から突き落とした。

消えてなくなりたかった。
ただそれだけだった。


会話の行く先を失った私達は、
沈黙の中で、ただ時を過ごした。








第三十章 -潤む瞳- 完
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