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第31章 羽化

　　　
突として優子は叫んだ。

『嫌ぁぁぁっ！』

私が居なくなるという現実を拒否し、優子は駄々を捏ねるように首を振って大声で叫ぶと、ドンッと私の胸を叩いた。

----(嘘つき！)

優子の心の声が聞こえ、胸に響いた優子の一撃は私の決意に小さなヒビを入れた。

興奮する優子を折れるほど強く抱きしめて右に左に転び、上下を入換える度に着衣を脱ぎ捨てた。

優子の豊満な肉体が晒される。
熟れた果実のように匂い立つ優子の体臭が、私を動物に変えていく。

『ディー、はやくっ！』

優子は足を開き、性器を私に見せ付けた。
沸騰したヤカンのように膣液を噴き溢し、優子の膣は今や遅しと私の性器を待っている。

露骨に男性器を求める優子に、私の陰茎は根元が千切れそうになるほど強烈にいきり立った。
握った巨根は、針金の如く硬結した血管が陰茎表皮を覆い、ゴツゴツした感触を私の掌に伝えた。