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異常性愛
第4章 過去と妄想と現実
すべてを話し終え、晶子は笑った。
『・・・なぁ~んてね。全部嘘よ。
作り話。上手で・・しょ・・・。』
最後まで言葉にできず晶子は嗚咽していた。
『そんなことが・・・
あったのか・・。』
『いいの・・もう昔の話よ・・。
今はあなたがいるもの・・。』
『どうしてるんだ、そいつ。』
『今は寝たきりで・・
病院にいるみたい・・。
おばさんも亡くなったし。』
『そうか・・・。』
『そう・・・あとは死ぬだけ・・。』
『よし。今度、見舞いに行くか。』
晶子は目を丸くした。
そして項垂れると力なく呟いた。
『もう・・会いたくない・・。』
『心配ない、俺がいる。
死ぬ前にどんな奴か見ておくよ。』
『作り話よ・・・。
他にも・・まだ聞きたい?』
晶子はそう言い、勃起した私の陰茎をゆっくりしごき始めた。
『ああ、じっくりね・・・。』
その夜、晶子のいくつかの告白が私に四度の射精をさせた。
告白の真偽は、どれも定かではない。
第四章 -過去と妄想と現実- 完