この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第5章 甘い罠
  
鉢合わせする危険を案じたが、涼子は周到な女だ。何か企てがあるのだろう。
文末の絵文字はそれを心配するなという私への暗示だ。

返信した。

《手土産は?》

遠まわしに前に言っていたアダルトグッズのことを尋ねた。
程なく返信が届く。

《小さめのをひとつ。》

涼子らしい勘のいい返信だった。
そしてすぐにもう一通受信した。

《会社にはウチで商談でいいよ。
 何かオーダーするわ。》

気転の利いた立ちまわりだ。

《万事承知いたしました。では。》

ビジネスライクな返信でやり取りを終えた。

私の勤め先は壁紙やカーテンを取り扱う内装材のメーカーだ。
ハウスメーカーや工務店の依頼を受け、施主に自社商品を提案する。
ショールームでの接客応対より客宅で提案するケースが多い。

涼子はその顧客のひとりで、拘り志向のいいお客だった。
私の職場へのアリバイ作りの為に、何かオーダーするということだろう。
そこまで気をまわした涼子の配慮だった。


/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ