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第5章 甘い罠

時々涼子は悩ましげな表情を見せるが、亭主のお粗末なセックスに感じていないのが私にはわかる。

それより私を興奮させるのはこの状況だ。
涼子は自分の膣を出入りする亭主のそれより、亭主にヤられる自分を私に見られることで快感に浸っている。
亭主の建てた豪邸に間男を忍び込ませ、亭主が帰宅する一分前まで、その間男の性器にしゃぶりついていたのだ。

そしてその亭主は、自分の妻が招き入れた間男が目と鼻の先に居るのも知らず、生熟れな性行為を晒し、自分の妻がうんざりしているのも気付かず腰を振っている。
普段より濡れる妻を自分が喜ばせているとご満悦だが、その妻は亭主の思い込みとは全く違う思惑で、食品庫の間男と見つめあい、普段より膣を湿らせている。