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異常性愛
第5章 甘い罠

涼子は亭主に優しい口調で言った。

『かけて、たくさん。
 ザーメンかけていいのよ。』

涼子の口からザーメンなど、私は聞いたことがない。
亭主好みのワードなのだろう。

亭主はその言葉に反応し、引き抜いたペニスをこすり、涼子の尻あたりに射精した。
粘度の高い、ドロドロした接着剤のような精液だった。

思いを遂げた亭主はそそくさと精液をふき取ると、ずれたメガネを直し、リビングから姿を消した。
ドアを開け閉めする音が聞こえ、バシャバシャと湯を浴びる音が浴室の方から聞こえた。



私は食品庫を飛び出し、パントリーに飛び込んできた涼子を抱きしめた。







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