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異常性愛
第5章 甘い罠
涼子は着ていたTシャツを脱ぎ、結合部にあてがうと尻を引きながら陰茎を拭った。
私の服を汚さない気遣いだった。
翻って私に抱き付き、耳元で囁く。
『どうしてあんなに?怪獣さん?』
『誰かの悪企みのせいだろ。』
『初めてよ。あんなにおっきいの。』
『それはどうだか。』
涼子は『もうっ』と言って、チュッとキスした後、私を玄関へ促した。
廊下を忍び足で歩き、脱衣所の前を通り過ぎる時、ザバンっと亭主が浴槽に嵌(はま)る水音がした。
まだ少し時間はある。
脱衣所の扉の前で涼子を抱き寄せ、唇を重ねた。
ブラジャーの肩紐を外して乳房を舐め、膣に指を入れて荒々しくかき回した。
浴槽に浸かる亭主の至近で、その亭主の妻の身体に舌を這わせ味わう。
奸凶(かんきょう)な背徳行為は私を心の底から愉悦させた。
やがて水音をたて、早風呂の亭主が浴槽を出た。
涼子は正気を取り戻し、トンと私を玄関の方へ小突くと、押入れから私の靴と鞄を抱えて小走りに玄関へ向かう。