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異常性愛
第1章 私と妻、晶子
未だヒクつく陰茎の向こうに晶子を見下ろしていた。
晶子は床に手をついて小さく咳き込んだが、やがて息を整え、口を開いた。
『いやらしい女って思うでしょ?嫌われちゃうね・・。』
『いや。俺の方こそ・・・。』
言葉を捜したが、それ以上何も出てこなかった。
取り繕う私の言葉を遮るように、ポツポツと晶子は呟いた。
『こんなに・・・今まで・・しなかったよ。』
『いいから・・。言わなくても。俺は聞いちゃいないよ。』
私の言葉は本意ではなかった。
あのフェラチオは昨日今日で体得できるものではない。
晶子の言葉を、にわかに信じられなかった。