この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
異常性愛
第8章 掌
   
ガチャンっと勝手口が閉まる音を最後に、晶子の周囲から物音が消え、低く小さく唸る冷蔵庫のモーター音が晶子の耳に纏わりついた。

晶子は膝を抱えたまま前後に身体を揺すり、堅く目を閉じていた。

孤独感と喪失感が晶子を支配する。
それを振り解く気力は残されていなかった。

堪えきれない涙が次々に頬を伝う。
やがてその涙はポタポタと畳を濡らした。

空は真っ黒い雲に覆われ、なおいっそう居間は暗さを増した。


ポツポツと雨が窓を叩き始めた。
やがて本降りになった雨音は、
暗闇と共に晶子を包んだ。











第八章 -掌- 完



















/1161ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ