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異常性愛
第2章 涼子について
新婚当初、誰もがそうであるようにセックスは日課だった。
そもそもお互い性欲が強い。
始まれば一度で終わることはない。
一晩に二度三度と行為を愉しむのは平々たることだった。
勤務中、外回りの途中で突然帰宅し、驚く晶子を羽交い絞めに、強姦めいたセックスを愉しむこともあった。
晶子もそれに応え、私達は昼間から快楽に浸ることも少なくなかった。
連れ添ってそろそろ五年になるが、子供はまだ授かっていない。
何よりまだまだセックスを愉しみたい。
それは晶子も同じ気持ちのようだ。
相変わらず顔や口に射精しているのだから子宝の授かりようもない。