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異常性愛
第10章 底流
  
優子はそのまましばらく静止し、喉を絞っている。
ゴロゴロと喉が鳴り、ゆっくりと頭を上げ、巨根を口から外した。

『ぷはぁっ・・・・はぁはぁはぁ・・・アゴがしびれちゃう。』

『無理するなよ・・・美人が台無しだぜ。』

『おじょうず。』

フフッと笑い、優子はフェラチオを続けた。


やはり優子も愛に飢えている。
でなければ、こんなところに出入りしない。

美しく豊満な体が禍し、優子の思いとは逆に、純粋な愛から優子を遠ざける。
涼子も、真美も、晶子でさえも本当の愛を確信できずに彷徨している。
天から授かった美と才が両刃の剣となり、自分自身を傷つけていく。
それは美を纏った女の宿業なのだろう。

むろん私にも美しい女性を救う術などない。



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