この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
異常性愛
第10章 底流
優子はそのまましばらく静止し、喉を絞っている。
ゴロゴロと喉が鳴り、ゆっくりと頭を上げ、巨根を口から外した。
『ぷはぁっ・・・・はぁはぁはぁ・・・アゴがしびれちゃう。』
『無理するなよ・・・美人が台無しだぜ。』
『おじょうず。』
フフッと笑い、優子はフェラチオを続けた。
やはり優子も愛に飢えている。
でなければ、こんなところに出入りしない。
美しく豊満な体が禍し、優子の思いとは逆に、純粋な愛から優子を遠ざける。
涼子も、真美も、晶子でさえも本当の愛を確信できずに彷徨している。
天から授かった美と才が両刃の剣となり、自分自身を傷つけていく。
それは美を纏った女の宿業なのだろう。
むろん私にも美しい女性を救う術などない。