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異常性愛
第10章 底流

精液を浴びた優子の身体をバスローブで拭き取り、ソファに身を沈めた。
亭主の陰茎を丁寧に舐め上げ、尽くしきった優子は、脱力して伸びる亭主に何度かキスをして、私の隣に身を寄せた。
テーブルのグラスに手を伸ばし、ひとくち含んで私にグラスを預けた優子は、私の腹筋のラインをなぞりながら慰めるように呟く。
『中でよかったのよ・・・ばかね。』
ひとくちでグラスを空け、ソファに転がした。
『確証のないことだろ・・。クスリなんて。』
『それが、あなたの愛なのよ・・・。奥様へのね。』
『はっ!キミを抱きながら、涼子を想ったんだ、俺は。愛なんて・・・。』
----¨資格は無い¨
私の言葉を遮るように、優子は唇で私の口を塞いだ。
優子の唇に残るアルコールが私の唇をピリピリと弾く。
溶けるような優子の接吻は、私の呼吸を沈め、落ち着かせてくれた。

