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異常性愛
第11章 アフロディーテの慟哭
妙な期待を胸に、そっとベッドルームを覗いた。
ベッドの上で正常位の体勢で重なり合った男女が、こちらに尻を向けている。
女にかぶさった男の未だ勃起状態の陰茎が、股を開いた女の性器に刺さったままだった。
陰茎が刺さった赤味のある膣の縁からは、膣の収縮と共に体液が搾り出されていた。
その体液は白くピカピカと光り、こちらを向いた女の肛門に一度溜まり、尻の割れ目に伝って消える。
下になる女の肛門が行為後の深い呼吸に合わせ、そこで息をしているかのように収縮していた。
男の股に吊られた睾丸がひゅっと引き上がって、ゆっくり降りている。
膣内に一滴残さず出そうという、男の意思を感じた。