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異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
あちこちで女のあえぎ声がしていた。
弱い照明の中で涼子を探す私を、亭主が大声で呼んだ。
『おぉーい、キミぃ こっちだ。』
亭主はバーカウンターの上に真美をしゃがませ、真美の性器を擦っていた。
カウンターの天板は、真美が噴いた体液で水浸しになっていた。
『どうだ、私が噴かせたんだ。ひひっ!』
真美はカウンターの上で天板に手をついて身体を支え、性器を亭主に弄らせている。
呆けた眼は焦点が合っていない。
人らしさを失い、連中の玩具に成り果てていた。
亭主はペロッと指を舐めると、ツカツカと歩いてテーブルのシャンパンを掲げた。
『復帰祝いだ!よく戻った!』
ポンッと栓を飛ばしてグラスに注ぎ、私に手渡す。
『楽しもうじゃないかっ!ほほほっ!』
『先生、奥様はどこですか。』
『うん?どこだ?さっきまでここで楽しんでたんだがな。』
『見てきます。』
その場を離れようとする私の腕を真美が掴んだ。