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異常性愛
第12章 独裁者の嘆き
亭主が言うように、私が涼子に抱いた愛は脆弱で、はかないものかもしれない。
だがあの時に感じた特別な感情と感覚は、確実に存在する。
愛はあるのだ。
それが永遠のものであるかは、人生の折り返しにも達していない私には解らない。
『わかりました。
涼子を連れて行っていいですか?
あなたの前で抱きます。』
亭主はニンマリと笑い、開業医に目配せすると、開業医は犬を散歩させるように、涼子を随えバスルームから出てきた。
『キミ達、話はついたのかね。チ○ポがふやけてしまうよ。』
『先生、お待ちかねの時間ですよ。ほほほ!』
私は開業医から涼子のリードを受け取り、
四つん這いの涼子をひいて、ベッドルームに向かった。
第十二章 -独裁者の嘆き- 完