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異常性愛
第13章 塊
涼子を抱いて広間を横切り、ステップを上がると、薄暗い広間のソファに支配人の大きな背中が見えた。
壊れた人形のように自壊した真美にかぶさり、黙々と腰を振っていた。
彼もタフな男だった。
涼子が支配人に抱かれていたことを思い出した。
『アイツ、いいのか?』
『いいって?』
『巧いのかってことだよ。』
『・・・・聞きたいの?』
『聞きたかねぇよ。』
『うふっ、じゃ言わない。』
涼子は出入口を指差し、ニッコリ笑う。
『いこっ。』
私達は伏魔殿のような その部屋を後にした。