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異常性愛
第13章 塊
大粒の涙は涼子の頬を 後から後から とめどなく流れていった。
涙を拭う私の手を握り、途切れ途切れに涼子は言葉を繋ぐ。
『それまでは・・・
いっしょ・・・だよね。』
『そうだよ。一緒だよ。』
『聞かせて・・・くれるん・・・でしょ?』
『ああ、好きだよ。
俺は涼子が大好きだ。』
張り裂けそうになるまで脹らんだ感情が、涼子の中で破れたようだった。
ずっと私に求めていた言葉を涼子は耳にした。
涼子の涙は止まらなかった。
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