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異常性愛
第13章 塊
夜明けまでの数時間、私は涼子を抱いた。
感情は相互に移動し、それぞれが個であることを忘れた。
液状化した私達の気持ちは、互いを想い、信じあう。
私のあらゆる感覚は涼子を感じ、涼子は私を感じている。
性的な快感を超えて、満ち足りた感動が私達を包んだ。
互いを区別しない一体感。
それ以外に例えようが無い。
私は朝までに何度かの射精をした。
射精後も涼子から性器を抜くことはなく、キスをする間に陰茎は脹らみ、涼子と私は何度も喜び合った。
潰(つい)えることの無い快感がいつまでも続き、このまま時が止まることを心から願った。