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異常性愛
第20章 綾繋ぎ
『あーおいしかったぁ!ごちそうさまっ。』
ボーっと考え事をしていた私は、晶子の元気な声に驚き、楊枝で歯茎を突いてしまった。
『・・っ。旨かったか・・。』
『うん、おいし・・
ちょっとシーシーするのやめなさいって。
おウチじゃないのよ。』
『え、ああ、ごめん、ごめん。』
『ねぇ、』
『はぁ?』
『あたしも子供欲しくなっちゃった。』
『い、今、言う?』
晶子が食べ終わるのを待ってる間、長らく考え事していた私には出し抜けな言葉だった。
昼間のことを思い返すように、晶子は両手で頬を包み、頭上のランプ見つめた。