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異常性愛
第20章 綾繋ぎ
一回り身体が大きくなったような感覚と冴える五感。
自分が凶暴なオスになっていくようだった。
人生の大仕事を終えた安堵感と、羨望の眼差しを集める美しい妻のセックスへの積極性とが組み合わさり、眠気が襲うはずの疲れた私の肉体は、久々に¨ゾーン¨に入ったようだった。
晶子の襟元を掴み、ポロシャツを左右に引き裂いた。
バッ、バッ、と二度ほど繊維が破断する音が響いた。
『いやあぁぁっ!』
その音を聞いた途端、晶子は弾けたように甲高い声をあげ、力んだ表情で私に胸を突き出した。
裾まで裂かれたポロシャツは、大きなVの形で晶子の上半身を露出させ、その姿は全裸でいるより晶子を色気づかせた。