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異常性愛
第21章 ギブ・アンド・ギブ 前編
『最初はセックスの強い人だったら、
よかったの。 遊べればいいって。
でもホテルで涼子さん抱いて出てった時、
ディーは優しいってわかったの。
それで好きになった。
別荘でいろいろ お話聞いてるうちに、
あたしも優しくされたいなって思った。
だから今・・・幸せよ。』
『俺も、お前が好きだよ。
でも、このままだと本気になる。
そりゃダメだよ。』
『そうね、そうかも。』
それを誤魔化す為に、涼子を粗末に扱った。
その罪悪感は今も私に残っている。
私を慕う優子を、涼子と同じように扱おうとする自分の性癖を恨んだ。
優子は私に顔を近づけ、鼻先を合わせた。
『あたしが優しくしてあげる・・。』