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異常性愛
第22章 ギブ・アンド・ギブ 後編
その一方で優子を守ろうとする私がいる。
だが彼女を大切に扱えば、今よりも優子に心奪われてまう。
人を愛してしまう事の怖さを、涼子との恋愛で学んだ。
優子への愛情が膨張すれば、それを失うとき私は私でいられなくなる。
優子に捨てられたデザイナーのように、未練がましく優子を求めてしまうかもしれない。
その屈辱に耐えられるのか・・・。
優子を愛さずに抱けるか・・。
優しい恩人を痛めつけることが出来るのか。
なによりも、それが本当に優子の願いを叶えることになるのだろうか。