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異常性愛
第3章 暴食
傍(かたわ)らのスマートフォンで晶子の痴態を撮った。
ピピッと電子音が鳴り、フラッシュが閃光を放つと、晶子は甘ったるい声で弱い抵抗をみせる。
『撮っちゃいやぁ・・・撮らないでぇ・・』
『黙れ。しゃぶってろ。』
私は一蹴した。
青白く強い光に晒された口元と、パンパンに張った喉がスマートフォンの画面に表示された。
『おおぉ・・』
壁に張り付いたオモチャを頬張る妻。
その淫靡(いんび)な一瞬を切り取れたことに喜悦し、その後、何度もシャッターボタンを押した。
フラッシュの強い光は、一瞬視力を奪う。
その都度、ディルドをしゃぶる晶子のストップモーションが、私の瞼の裏側に焼きつく。